トラバタンズ点眼液は、眼圧を下げる目薬で緑内障や高眼圧症治療に処方される治療薬です。
房水と呼ばれる目の中の液の排出促進させることで眼圧を下げ、視野の悪化を抑えます。
トラバタンズ点眼薬は、多くの点眼薬に防腐剤として添加されている「塩化ベンザルコニウム(BAC)」を使用していない点眼薬です。
「塩化ベンザルコニウム(BAC)」は、長期間投与を続けると、様々な目の部分に影響が出ると懸念される防腐剤ですが、トラバタンズ点眼薬は、これが添加されていないので、ドライアイを合併している方、以前、BACによる角膜障害を生じた方にも、点眼リスクが少ない点眼薬と言えます。
用法
1日1滴、1日1回点眼する。
頻回投与により眼圧下降作用が減弱する可能性があるので、1日1回を超えて投与しないで下さい。
他の目薬を次に点眼する場合は5分以上間隔をあけて下さい。
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
比較的副作用の少ない点眼薬ですが、主な副作用として報告の有る症状に、瞼の色調変化、目の乾燥、角膜びらん、目の充血、かゆみ、目の周辺部の多毛化、異物感、虹彩の色調変化、瞼の炎症、霧がかかったように見える、等があります。
これらの症状並びに、トラバタンズ点眼薬を使用して、通常と異なる症状が現れた場合は、すぐに使用を停止し、医師に相談してください。
注意事項
以前、トラバタンズを使用して、目のかゆみや発疹等のアレルギー症状が出た方の使用は使用しないでください。
また、虹彩炎やぶどう膜炎といった眼内炎、眼内レンズ挿入、また、無水晶体眼、コンタクトレンズ使用の方は使用しないでください。
更に、妊娠中、妊娠の可能性のある方、授乳中の方の使用は控えてください。
他の薬を併用している方(大衆薬を含めて)は、医師に報告して指示に従ってください。
点眼後、しばらくの間、目がかすむことがあるので、回復を待って、自動車の運転や機械操作を開始してください。
乳幼児や小児の手の届かない、直射日光が当たらない、湿気の少ない1℃から25℃の温度の場所で保管してください。
本剤には、防腐剤が添加されていないので、残った薬は、もったいないがらずに廃棄してください。
◆本剤は国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。