ナプロキセン250mgは痛みの原因となるプロスタグランジンという物質が生成されることを阻害する作用を持ちます。とりわけ効き目が早いのが特徴で痛風発作によく用いられます
痛風発作の予兆段階ではコルヒチンを内服することが有効ですが、一旦発作が起きてしまった時にはNSAIDsパルス療法(非ステロイド抗炎症薬を短期間に多量に投与し発作を鎮める療法)が採用されます。
痛風におけるNSAIDs療法においてもっとも選択される医薬品がナプロキセン250mgです。
痛みや炎症を感じさせる物質であるシクロオキシゲナーゼの一種であるプロスタグランシン合成酵素の生成を阻害することで、内服後から作用が始まるまでの時間が大変短いとされ、痛風発作の極期に内服することが推奨されています。
ただしシクロオキシゲナーゼは通常、胃腸壁がそこから分泌される胃酸の作用により溶されないように守る働きがありますが、本剤を内服することでその作用が阻害されることから、副作用として胃腸障害が起きやすいです。
胃腸障害の副作用を起こさせない、出来るだけ軽くする為にも内服時は出来るだけ空腹を避けて下さい。万一空腹時に頓用として内服する必要があればお水ではなく牛乳で飲むなどの対策も有用です。
用法
ナプロキセンLEは、通常、成人にはナプロキセンとして1日量300~600mgを2~3回に分け、なるべく空腹時をさけて投与して下さい。
痛風発作には、初回400~600mgのナプロキセンLEを経口投与。
頓用する場合及び外傷後並びに術後初回には300mgのナプロキセンLEを経口投与。
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
胃腸障害が現れることがあります。(胃痛、腹痛、嘔気、食欲減退など)
人によって蕁麻疹や発疹が現れることがあります。
注意事項
・他のお薬との飲み合わせに注意の必要なお薬です。併用する場合には必ず事前に医師と相談しください。
・慢性疾患などに対し、長期的に内服が必要な場合は、定期的に検査を受ける必要があります。
・下記の方は事前に医師にお伝えください。
【胃腸障害をお持ちの方】【ぜん息・アレルギーのある方】【妊娠中の方】【鎮痛剤に過敏症状を起こしたことのある方】【その他持病をお持ちの方】
・本剤を内服後、体調に異変を感じたら速やかに医師の診療を受けて下さい。
◆ナプロキセン250mgは、日本国内においては医師の処方を必要とする【要指示薬】です。
◆本剤の説明文は英文記載の能書を翻訳したものである為、使用方法等が日本における医療従事者の見解と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、第三者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。