サイアミディンは、「ヒスタミンH2受容体拮抗剤」と呼ばれる系統の医薬品です。本剤は、胃酸分泌を強力に抑え、胃潰瘍、十二指腸潰瘍や胃炎、逆流性食道炎等の治療に処方されます。
胃酸は、摂取した食物を消化する働きの他に、体内に入ったバイ菌をその強力な酸性で殺菌する重要な機能があります。
ただ、何らかの理由で胃が弱っていると、胃粘膜を傷つけ、胃炎や胃潰瘍を引き起こすことがあります。
強力に胃酸の分泌を抑制することで、胃炎や胃潰瘍の症状を改善します。
また、鎮痛剤等の服用が原因である「胃荒れ」の予防にも効果があります。
サイアミディンは、胃粘膜にある「ヒスタミン受容体(H2)」を遮断する仕組みで、胃酸の過剰な分泌を抑えることから、一般的に、「H2ブロッカー」、「H2拮抗薬」と呼ばれ、「ヒスタミン受容体拮抗薬」に分類される医薬品です。
この系統の医薬品は、比較的開発からの歴史が古く、胃炎や胃潰瘍治療に、大きな改善効果があることが確認されています。
これにより、多くの医療機関で、消化性潰瘍治療の第一選択薬として、本剤の系統の医薬品が処方されています。
更に、成分である「シメチジン」は、がんの転移を防ぐ働きがあると言われています。
用法
一般的な用法として、1日800mgを2回(朝食後及び就寝前)に分割して飲んで下さい。
また,1日量を4回(毎食後及び就寝前)に分割もしくは1回(就寝前)投与することもできます。
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
本製品の副作用リスクは比較的低いと考えられますが、発疹が出たり、便秘症状が起きることが考えられます。
注意事項
高齢の方は、薬の排出機能が低くなっている場合があるので、分割服用回数等を医師の判断の下で行ってください。
肝臓や腎臓に持病のある方やアレルギーを持っている方は、その旨を医師に報告してください。
本剤は、抗うつ剤やその他の薬との併用を回避しなければならない場合があるので、服用中の薬を医師に報告してください。
子供の手の届かない場所で保管してください。
◆本剤は国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。